HOe モデルワーゲン 浜中のミルクカー製作

北海道は、道東の浜中町で牧場から乳製品工場まで牛乳を運んでいた貨物車。それがミルクカー
機関車や自走客車に引かれトコトコと毎日牛乳を集めていたそうです。
現在では、トラックで集荷してますが、その昔は馬でソリを引いて集めていたそうです。
Modellwagen モデルワーゲン製の「浜中のミルクカー」(初期ロット)キット
さてさてどうなるか。


さて、開封。
細かい部品が多いな。
現在では、「浜中のミルクカーU」が出ており、木目の表現などがリアルになっております。
http://www.modellwagen.com/product/09163.html


今回は、初期ロットの方です。
さてさて、木目どうするかな。
キズを入れて木目を表現してみよう。
プラみたいにいくかな?
側面の板張りはどうしようか。
ひとまず、かなり深く傷を入れて木目を再現。
サフェでつぶれるかな?
側面の板張りの一部は、プラに変更。
これなら木目が綺麗に出せる。
強度をどうやって出すか。
台車ね。
細かく複雑な作りだね。
タミヤの真鍮専用のダイヤモンドヤスリ♯400を購入。
なかなか良い仕事をしてくれてます。
台車はHOの台車と同じつくりになっており、これがまた細かい。
半田で組み上げていきます。
台車のカプラーが付くところね。
一通り完成。
自信の無い方は、出来合いに交換もよいでしょう。
出来合いと比べて良い方を選択したいと思います。
側面の柵ですが、上下のみ真鍮を使い中間は、プラにしました。
細かなハンダ作業が続きます。
側面の真鍮板。
すべて使うと、こんなにいっぱいあります。
正確にハンダ溶接していきます。
柵を垂直に溶接するためにアルミアングルで固定し組み上げます。
こんな感じです。
箱になりました。
ここまで組むと強度が上がりますね。
これを2両組みます。
真鍮は、細いのでうまく組まないとゆがみますのでご注意下さい。
何度か作り直してます。
側面の板は、エバーグリーンのプラ棒0.5×2.0を使用。
木目の傷を入れて同じ長さにカットします。
接着していきます。
少々接着強度に不安があります。
集乳缶を積むのでうまく付けようと考えてました。
まだまだ切らねば・・・
2両で36本
長さも均等に
接着は、タミヤセメントを瞬間接着剤を併用。
スーパーXの方が良かったかな?
ぐるっと、完了。
予想通の強度が出ましたので、このまま行きます。
これなら木目も綺麗に表現できます。
今回台車を変える事としました。
モデルアイコン 札幌コムモデルの台車。
これ、なかなか転がりも良くルックスもシャープでかっこいいです。(お勧め)
組上げもかっちり
2両分で4台用意。
そして、このキットの問題が集乳缶。
鉛で重いんです。
そこで、モデルアイコン 札幌コムモデルのプラ製の集乳缶に変更。
これなら軽量化できます。
塗装は、札幌コムモデル販売の「星印プライマー ブラック」のみ
木目も綺麗にでました。
金属プライマーですが、プラも問題ありません。
食いつき抜群。
こんな感じです。
集乳缶 ミルク缶をアルミカラーに塗装。
側面
斜め上
集乳缶を積む前
反対側からのアングル。
KATOくんとか似合いますね。
10円玉は、大きさの比較。
HOeにしては、大きな貨車です。
集乳缶は、付いてきた鉛の物と混ぜて積みました。
実際は、1段目の上に板を載せて2段積み致します。
台車は、これ。
ま、奥まって見えなくなるんですが。w
鎖は、付けません。
なぜなら・・・下記参照

完成致しました。
別海村営軌道に展示してあるミルクカーには、上の写真の位置に鎖が3本付きますが、実際に浜中で
運用していた時の写真を見ると、付いてませんでした。(別海方面では、1枚ありました)恐らく集乳缶の
積み下ろしの時に面倒だったのか?必要を感じなかったと思われます。
ですので、鎖は付けてません。
なかなかレイアウトでインパクトのあるこのミルクカー。北海道らしい貨車です。